ウォーズマンスマイル

梅雨入り宣言されてから久しく、まとまった雨が降らずにそのまま夏になったかと思われるような初夏の夜勤明け。せっかくの渇水期なので今できる岩を求めて美川へ。

b0363310_02140132.jpg

通称軍艦岩を過ぎてすぐ、「プリミティブカルチャー」とかがある界隈。上から見て大きく見える岩々、真ん中が「カワード」、右が「シルコデイズ」と裏の「限界モタキ」、本日の狙いは左にある一番大きな岩です。

b0363310_02144195.jpg

渇水していて河原を渡りやすい。以前バッタさんと偵察しに来た時にひゃっひゃ言いながら冷たい川を渡渉したのが懐かしい。

b0363310_02152492.jpg

狙い通り、いつも浅く水が張った下地は乾いていて、落ちたら普通に怪我するただの悪いランディングになっていました。

b0363310_02155811.png

なかなか素敵なルーフに並ぶ明確なホールド、折り重なった岩にややストレスを感じないでもないです。
分かりづらいですが、基部のカチとアンダーをスタートに離陸。

b0363310_02162563.png
b0363310_02164714.png

ヒールフックでルーフをダイナミックに抜け、石棚下の恐ろしい下地にビビりつつスラブへ。

b0363310_02171162.png

こちらは安心できるホールドが高所にゆくにつれて少なくなり、生命の危機を足元に感じつつ、最後まで気が抜けないような具合でした。怪我なく登れて良かった〜。
まあこの課題は増水してたら取り付きづらい上に、怪我したくない人にはオススメしづらいラインなんで人気は出んかなあ、トライする機会があればお気をつけください。あの恐ろしい超人から「ウォーズマンスマイル」1Qくらい。

ぼちぼち満足、気分良く次へ、「三羽鴉」1Dをやりますが相変わらず全然できず、後味悪い感じでこの日は終了。





翌休み、TDとバッタさんと僕という珍しい顔ぶれで某川へ。
エピソードの類いはベイベーブログにだいたい書いてくれてるので、課題の追記だけ。

b0363310_03144770.jpg

一石目の通称緋扇貝、ベイベーが既に登ったスラブは、スタンスの選択が重要な良課題でした。「オイスター」4Q。

b0363310_02193363.jpg
b0363310_02201964.jpeg

この日メインだったカンテは、アンダーとカンテスタートの初手核心、コケコケの棚からコケコケのリップに手を伸ばします。「岩牡蠣」2Q。

b0363310_02205486.jpeg

登るべきフェイスは細かいホールドを使って離陸できるんですが、割と高度が稼げず難しい。プロジェクトですな。

b0363310_02212428.jpg
b0363310_02215359.jpg

ベイベーは一ミリも浮かず、水ポチャも拝めませんでした。

移動して別の降り口、偵察済エリアの岩を紹介。

b0363310_02235903.jpg
b0363310_02231283.jpg

一石目は大岩の水上課題、やはりクラックには惹かれるのかバッタ先生がすいっと一撃。「梅雨入り宣言さだまさし」だそうです。ジャミングの心得のない我々にはよく分からんですが、難しくないんでしょうか。

b0363310_02243887.jpg
b0363310_02250205.jpg
b0363310_02252498.jpg

水上その2、ガバからスローパーを叩いてマントルを返すライン。準備万端で海パンを持参・メガネバンドを装着したバッタさんがきゃっきゃ川へ墜落するのを目の当たりにして、楽しそうだなあと普通ボクサーパンツでいつの間にか取り付きます。

b0363310_02255383.png
b0363310_02261393.png

期せずして一撃初登、落ちたくない一心で得意の汚らしいオットセイマントリングを披露して前胸部素肌のフリクションに驚かされる課題でした。「小エビ」4Q。

b0363310_02273513.jpg
b0363310_02281659.jpg
b0363310_02284655.jpg

次、大岩の上に乗る変わった質感の岩、明確なホールドからベイベーが掘り出したシビアなカチを握ってちょっと悪いマントルを返すライン。

b0363310_02294418.png
b0363310_02300278.png

基部に驚くほど深いアンダーホールドがあり、50センチほどの最深部を下から覗き込むと、便所コオロギことカマドウマがびっしり張り付いて初夏の暑さを凌いでいました。僕の驚きの声に奴らも驚いたようで、顔に飛びかかるようにボロボロっと降ってきたのはトラウマもんでした。上写真はベイベーにも満喫してもらっているところです。「竈馬」2Q。

b0363310_02302462.png

そのアンダーから竈馬畜生を追い払って取り付くと、これもなかなか素敵なスタートになるのです。この日はできず、プロジェクトに。


b0363310_02334628.jpg
b0363310_02340830.jpg

同じ岩のスラブ、植物生い茂るリップへとバッタ先生が吸い込まれてゆきました。「植物物語」5Q。

b0363310_03141616.jpg

少し下流のほう、存在感ある岩の側面が良さげなスラブになっているので〆感覚でトライ。
少し深いポッケホールド、竈馬畜生の件もあり警戒して指を入れると、やはりぷにっと触れ合ってしまいました。

b0363310_02311309.jpg
b0363310_02313343.jpg

あーなんですかね、サンショウウオ?カジカガエル?とにかく大きめの両生類が潜んでいました。驚かしてごめんね。
このホールドは使わず、スタートを変えながら何本か登りました。「山椒魚」5Q。

隣のレイバックで登れば楽しい大人なクライミングが求められるライン、「なるべくレイバック」3Q。写真無かったなあ。
とまあぼちぼち登り、予報通り雨がパラつき始めたので終了としました。







同週に再びベイベーと休みが合い、半ば強引に誘いつつまたもや某川。休みはいつもつるんでますなあ。

b0363310_02364267.jpg

前回ラストに取り付いたスラブのすぐ近く、偵察時から目を付けていた小岩。被っていながらも短しい僕らしい岩かなあと。
早速取り付き、岩使用初のシャーマンが良い仕事をしました。

b0363310_02385259.jpg
b0363310_02391501.png

分かりづらいですが、左は奥のサイドカチ、右手は形状を抱えて離陸。ベイベーは浮ける気がしないとかコメントしてくれましたが、確かにかなりパワフル。

b0363310_02394349.png
b0363310_02401583.png

予定通りの短しい課題、フックを決めるスタンスの選択が重要でした。「勿忘草」1Dの強度じゃないとベイベーに文句を言われましたが、短いしそんなもんかと思いました。

b0363310_02421496.jpg
b0363310_02423951.jpg

早くも満足、隅っこで萎えつつあるベイベーの尻を叩きつつ、岩探しも兼ねて渓谷を上へ下へとさ迷います。

b0363310_02451572.jpg

結局落ち着いたのがこれまた偵察済の開けた河原、ベイベーが好きそうな垂壁を勧めて何かを登って貰おうかなあという目論見でしたが、まんまとやる気を出してくれるのが彼の良いところです。

b0363310_02443253.jpg
b0363310_02454815.jpg

フェイスから乾ききらないカンテを目指すライン、スタンスが優しくてそれほど難しくはありませんでした。5Qくらい。

b0363310_02481246.png

限定っぽいですが、スタートから直上ラインをついでに登っておくことに。ベイベーの保護色感たるや。

b0363310_02483861.png
b0363310_02485444.png

薄くて指1-2本しか入らないポッケを保持して薄いスタンスに乗り込まされるような具合。これがなかなかどうして悪い悪い、ちょっとダメかもムードが漂っていましたが、なんとかRP。濡れたコケのリップすらフェイスの極悪さには霞むようなラインでした。「ウィローモス」2Q。

b0363310_02491980.png

ベイベーももたつきながら頑張ってマントルを返していました。なんだか僕が登れたら彼も登れるというようなジンクスが出来上がっている気がする今日この頃でした。

b0363310_02521377.jpg
b0363310_02523396.jpg
b0363310_02525674.jpg

時間的に良い頃合になり帰路へ、路肩に付いた紫陽花の美しさに趣きを感じつつ目を楽しませたりしていましたが、よくよく考えたらこの日の夕方から職場の送別会があったことを思い出して半泣きになることとなります。この後は案の定遅刻して先輩方にお叱りを受ける羽目となるのでした。おっちょこちょいだなあ。






b0363310_02555695.jpg

おまけ、別日に某渓谷の「カニムカデ」5Qを制したテコンドー氏。名前とグレードの付いた課題は初撃破、記念のガッツポーズ。

b0363310_02574290.jpg

記念の中二ポーズ。どういう情緒してるんですかね。
この岩、クラックからムカデが出てくるらしいし、小さいハチの巣付いてるしで、よくぞ耐えて登ってくれました(それらの情報は後になってから打ち明けたのですが)。ぼちぼちやっていきましょ。

[PR]
# by miyawakky | 2017-06-24 02:11 | 愛媛 | Comments(0)

某川


そんなこんなで夜勤入り前にチームベイベーなる仲良しユニットを結成しつつ行ってきました。
ベイベーが尾てい骨をしたたかに打って悶絶してたのがこの日一番の見せ所でしたね〜シビれました。
尾てい骨を英訳したら「coccyx」カァクスィクス、なんですって。声に出してニヤニヤしてしまうのは心が汚れているからでしょうか。略称から「CO」3Q。
他もろもろを登りつつ、時間切れにて夜勤へ。




そして夜勤明けももちろん行きます、体が若いうちはどんどん無茶やるぞう!
というわけで幅狭い渓谷を下流から攻めつつ岩を物色しますが、まあ登るまでもない小粒ばかりというあるあるな具合。

b0363310_19292791.jpg
b0363310_19302401.jpg

なんか良さげなものもぼちぼちですが、今日ではないかなあ。
結局随分歩いてから昨日の「CO」のところまで来てしまい、ベイベーの苦悶の表情をまぶたの裏に浮かべつつ鼻で笑って通り過ぎ、遠くに見えた雰囲気のある岩をこの日の一石目に。

b0363310_19294952.jpg

美川の「オニギリカンテ」風、フェイスにホールドが乏しいためライン取りも似たような具合。

b0363310_19322210.png

右のほうにある持ちやすいやつから、

b0363310_19331412.png
b0363310_19315823.png

まああれよりは簡単です、「オムスビカンテ」3Qくらい。それよりこの岩、古いものですがスズメバチ的な巣の痕跡があってびっくり、どらどらと保持してみたところすぐさま崩壊してまんまと変な落ち方をしてしまいました。

割とすぐ近くに、これまた昨日の「逃げるは恥」やら「多田野源」やらの岩があります。なんか登れって指名されてたなあと思い出し、まだ登ってないフェイスのラインに取り付き。

b0363310_19335425.jpg
b0363310_19341881.png

無駄に顕著なホールドを活用、一方はゴミを保持しつつ頑張って離陸。

b0363310_19343886.png

まあ普通に直上して終了、せっかくのポケットホールドに見向きもしないシンプルなラインでした。
この2017年感ムンムンな岩、実はあれだけ流行った逃げ恥を観てないクチなので、そういやガッキーが可愛かったなあくらいしか思い浮かびません。星野源とガッキー、多田野源と...。えっ、ワッキー?えっ、俺?えっ?
...そういうことですね、「ワッキー」3Qで。自分のアダ名を課題名にする日が来るとは思いませんでした。正直言ってなんか非常に仲良し感のある気色の悪い岩になってしまいましたが、まあそういうことです。

これでいいのか疑問を抱きつつ、そのまま気になる界隈をひたすら上流目掛けて遡上し、めぼしい岩をチェック。

b0363310_19351512.jpg
b0363310_19353891.jpg
b0363310_19360154.jpg
b0363310_19365773.jpg
b0363310_19371735.jpg
b0363310_19373631.jpg
b0363310_19375577.jpg

最終的には最上流近くまで踏破、計6時間の搜索でした。これじゃあ岩登りでなく岩探しマニアですね。
それにしてもまあまああります、ひと夏規模ですが楽しめそう。めちゃくちゃ良いのはまだ見付けられませんが、ぼちぼちやっていきます。

[PR]
# by miyawakky | 2017-06-13 18:03 | 愛媛 | Comments(0)

Golazo

夜勤明けにまたまた某渓谷、この前偵察した遊歩道終点の集落よりも少し上流へ。

b0363310_00053341.jpg

小さいけど存在感ある岩をとりあえずアップで。

b0363310_00083822.png

右のカンテを使って5Q、カンテ禁のフェイスを抜ける限定ラインがまあ3Qくらい。これは限定のほうが内容があって面白かったなあ。
元気いっぱい感があったので元気そうな魚から「パロットファイヤー」で。

b0363310_00090990.jpg

次、登るべき岩、高度がありながらも抜けはご覧の通り深い木立。木陰になっていて過ごし良いのかブヨやら蝶々やらチョウトンボやらが飛び交う不快な界隈。
グランドアップにこだわったわけではないですが回り込むのが面倒で、下から手を伸ばしてはコケを掴んで墜落を繰り返すハメに。

b0363310_00110136.png

下の方からスタート、

b0363310_00112092.png
b0363310_00113656.png

結局上の木を掴んでトップアウトしました。「羽虫の楽園」これはまあグレード付けんでええかなあ。

b0363310_00120342.jpg

飛び降り過ぎて足が痛いので次は低いやつ。

b0363310_00124177.jpg

下地に乏しく落ちたら濡れる系、それなりに緊張感を持って取り付きます。

b0363310_00131671.jpg
b0363310_00134581.png

使いたいところにあるチョックした岩は使わず、形状を挟み込んでスタート。

b0363310_12072423.png
b0363310_20403304.png

そこそこ悪いなりに得意系なので落ちずに済みました〜良かった〜。恐怖グレードとかは考慮しなくても1-2Qのどっちかくらいかと思いました。

b0363310_20410108.jpg

冗談みたいですが、初めは基部に伸びた木の根が大蛇に見えてめちゃくちゃビビって水溜りに落ちそうになりました。そういえばこの前行った砥部動物園にこんなヘビおったなあと思い出し、課題名はそのヘビの名前から「マツリ」に。

今日のところはこれくらいにしてやることにして集落下に戻ることに。先日クマちゃんとベイベーで引いたTADAPがラインになったようでデザート感覚で取り付きますが、西日の灼熱と悪いホールドで普通に手首をいわして散ることとなりました。ジーザス!






そんなこんなで別日休みにリベンジ、そのラインを落とすために河原を訪れます。

b0363310_20470186.png

比較的大きな岩、明確な弱点となる棚クラック沿いに右上するライン。左の方にあるガバ棚からスタート。

b0363310_20414056.png
b0363310_20422213.png

嫌な感じがするゴミカチを握って足で体勢を整えようと試みるも不発、結局初登と同じムーブでトップアウト。
「Golazo」1D、サッカー業界で素晴らしいゴールを俗にゴラッソというようで、サッカー出身のクマちゃんらしい課題名です。名前の華やかさの割に地味悪い素晴らしいラインでした。

早めに終わったので隣、水上課題の「ダイビング」3Qはスルーして、左のポジティブなホールドが散らされたラインに取り付き。

b0363310_20425085.png
b0363310_20430893.png

可能性はあるなりに今日のことにはならず、結構打ち込んで体が終了。これは良いプロジェクトだなあ。下地がある今できれば良かったんですが、まあ長い目でやれる時にやって行こう。

[PR]
# by miyawakky | 2017-06-06 00:03 | 高知 | Comments(0)

ジークムント

夜勤明け、開拓意欲ビンビンなクマちゃんと共に某渓谷へ。
前に見て回った辺り、集落下の河原の岩にラインを引いてゆくことに。

b0363310_22003303.jpg

アップに形状が迫り出した分かりやすい岩、ホールドが顕著で下地があまり気になりません。

b0363310_22021361.jpg
b0363310_22034900.jpg

クマちゃんが一撃初登、「アナグマ」5Qくらい。喜びのヘラクレストロフィーポーズ。

先日ベイベー一行が登っていった岩々を見て回る。

b0363310_22054048.jpg

「ムカデ」とかいう3Qくらいのやつ。

b0363310_22075498.jpg

ベイベー絶賛の「大リス」3Q、これは登るよなあって感じの楽しそうな課題。

b0363310_22101110.jpg

むしろ登るべきは裏でないでしょうか、クマちゃんの顔が引きつっていてちょっと今日はやめときますけど。

b0363310_22115609.jpg

次、クマちゃんがグッと来たやつ。僕は苦手なフェイス系、見るからに悪いのに何故そこを登ろうと思ったのでしょうか。とりあえず取り付くもやはり悪い。
乏しいホールドでバランス良くハマる足使いを模索し、頑張って取り付きます。

b0363310_22180551.png

比較的持ちやすい棚とアンダーカチでスタート。

b0363310_22192783.png
b0363310_22194756.png

初登を狙って連登しヨレたクマちゃんを差し置いて、しっかりレストを挟んだ僕が作戦勝ちで先に完登、クマちゃんのネームチョイスで「ハーミット」1Qくらい。その名の通り、有効なスタンスを探し当てるのが核心でした。

b0363310_22201420.png

初登争いには遅れをとったクマちゃんもすぐに続きます、惜しかったね!
なんだかこの日分の保持を売り切らせてしまった感を出しつつ次へ。

b0363310_22215015.jpg
b0363310_22270063.jpg

見付けた時はちょっと小躍りしちゃいました、贈り物としか思えないようなクラック沿いに右上していく明確なライン。

b0363310_22230653.jpg
b0363310_22240631.jpg

下地は水溜りになっていて、とりあえず流木を組んで足場を作るところから。よくよく見ると噛み合った岩の間から滝壺がごうごうと注ぐ様が見て取れます。それもそのはず、

b0363310_22253156.jpg

遊歩道側から裏側を見ると岩下がすぐ水上になっていて、折り重なった岩の内側がたまたま登れる環境になっているだけな様子。時々こういった自然が織り成す素敵な偶然に巡り会えるから岩探しはやめられません。
ホールドははっきりしていて、クラックに誘われるように高所へ。下地が一緒に上がっていて、上部の核心部分で足が切れると背後の岩肌に体が触れるというちょっとストレスがかかる内容。

b0363310_22285349.png

テンション上げて取り付き頑張りましたが、既にヨレ果てていたクマちゃん、汁手が本気を出し始めた僕共に結構この日は登れず。後ろ髪を引かれる想いでこの場を後にしました。
日没まで時間がありシメに下流を搜索、残念ながら大した岩は見つけられず、やはり目玉は上の方かと確信してこの日は終了します。





翌休み、もちろん昨日のプロジェクトを繋ぐべく再び某渓谷。
上の集落の方も連日河原を訪れる我々を認知してくれているようで、「気を付けてやりんさいや〜」というような言葉を掛けてくれます。嫌な顔をせず迎えてくれるのは本当にありがたい。
昨日しっくりこなかったホールドの持ち方を修正して、各所のムーブを思い出す。背面の岩にクラッシュパッドを敷くと登攀中に体が触れるので、「こんなモンあるから登れねえんだよっ!」とさっさと除けてしまいます。

b0363310_22302483.png

繋ぎトライ、明確なアンダーガバからスタート、

b0363310_22312305.png
b0363310_22323582.png

予定していたムーブを精度良く再現できてやっと完登できました。「ジークムント」1Dで。完成度が高くてええラインでした、こんな格好良い課題が初登できて嬉しいなあ〜。

b0363310_22344486.jpg

割と短時間で登れたので次、同じ岩の裏側。
ごうごうと注ぐ滝を回り込んで横から見る具合、マイナスイオンというよりは細かな水飛沫が吹き込んできて、初夏の太陽に照らされた河原と岩下とでだいぶ気温が異なっており快適に登れる環境でした。

b0363310_22363707.jpg

とはいえゴツゴツした下地は気持ち悪く、湿ったところはなんかモチャモチャするんだよなあ〜。
直上はホールドが無い上にフリクションも乏しいという汁手殺しな感じに為す術がなく、岩と岩に挟まって絶対取れなくなった切株を避けつつ左上するラインを目指します。

b0363310_22382629.png

これまた明確な棚ホールドから立ちスタート。

b0363310_22393134.png
b0363310_22403494.png

大きい動きを挟みつつ、墜落とか足首残置とかの恐怖を払拭して登るような、少し試される課題でした。

b0363310_22414528.png
b0363310_22452499.png

登ってる自分の体が貧相すぎて1人で爆笑してしまいました。なんか見たことあると思ったらコイツですね、完全に一致。「ネコルガ」まあ2Qくらいだと思います。
まあまあな時間になり、遊歩道の切れた更に上流の河原を少し偵察して岩探しをしてみることに。

b0363310_22471048.jpg
b0363310_22493306.jpg
b0363310_22511959.jpg
b0363310_22525757.jpg
b0363310_22535965.jpg
b0363310_22553705.jpg

川幅が狭いせいか下地無い系が多いですが、まあ何石かは登れるなあといった感想。また改めて来る価値はありそうかなあ。

[PR]
# by miyawakky | 2017-05-29 21:57 | 高知 | Comments(0)

血の誓い

夜勤明けの平日岩の会、ベイベーと某渓谷へ。

b0363310_03101310.jpg

なんか降り口から既に冒険感ありますなあ。
険しいアプローチは明らかに間違えた感がありましたが、降りてみるとこの前みんなでラインを引いた辺りに出てきました。

b0363310_03105319.jpg

とりあえずこの小岩から攻めます!
低すぎるので安全第一ベイベーにはたまらない具合、僕はルーフ面の無駄に優秀なホールドを活用すべく、なにやら小難しいラインを引いてしまいます。これが結構悪い。

b0363310_03113102.png

この辺りの棚からスタート、

b0363310_03120266.png
b0363310_03122877.png

そこそこ良い内容で核心もはっきりした課題になりました。「安全第一」1Q。まあいつもの独りよがりな謎ムーブで無駄に難しく登った感が否めませんが、僕にはこれしか見えなかったので悪しからず。他にもちゃんと掃除してホールドを掘り出せばもっと簡単かもなあ。

b0363310_03131557.jpg

ベイベーはなんか右の方で頑張ってました。「俺には無理だぁーっ」と早速へそを曲げた彼を尻目に取り付くと、まあそんなに難しくはないなりに気持ち悪い1手モンって感じで一撃。「安全第二」4Qくらい。
次、すぐ隣の登るべき岩。これはぜひベイベーに登ってもらうとして、僕はさらに隣の良さげな小岩を登ることに。

b0363310_03141099.jpg

下地、素敵やん!

b0363310_03152139.png
b0363310_03154392.png

小ぶりな岩のくせに明確なホールドを大きな動きで繋ぐライン、下地感で気持ちが萎縮しそうになりつつも精度の高い登りが要求される具合でした。これもなかなか良い課題になったなあ。水底に沈んだ彼の地を想いつつ「小ロンド」4Qで。これはオススメです。

戻ってみるとあまり進展のないベイベー、一言二言助言してみるとアッサリ解決したようで満を持して繋ぎトライ。

b0363310_03163366.jpg

綺麗に引かれたクラックの基部にある明確なホールドをスタート、

b0363310_03171013.jpg
b0363310_03173040.jpg
b0363310_03175831.jpg

グッドグッド、やりますなあ。ライン名は「バルネア」、公衆浴場を意味するローマ語とのこと、由来はこの岩のルーフ面から岩下に川の水が流れ込んで浴場に見えるからだそう。3Qくらい。
ぼちぼち成果も出たので渓谷の各所を散策してみることに。

b0363310_03183884.jpg
b0363310_03190136.jpg
b0363310_03192515.jpg

なんか、えらいのがぼちぼちあるんですが、ぐっとくるのはそこらかしこには無いかなあ。

b0363310_03200629.jpg
b0363310_03202814.jpg

完全に洞に何かが宿っている巨木。心洗われるなあ。手を合わせて拝んじゃいけませんよ、指も指さないで!
とまあくだらないことを言い合いながら、夕方からの用事でこの日は早めに終了。




翌休み、昼過ぎまですやすや眠り、この日は本流が涼しいので気になる岩をぼちぼち巡るべくBPAへ。

b0363310_03210391.jpg

掛かりの良いカンテと顕著なスローパーで構成された魅惑のライン。

b0363310_03213269.png
b0363310_03215343.png

まあ難しくはない、抜けがやや気持ち悪く少しトラバースして岩上へ。これは既にバッタ先生が登られているとのこと、「ウナギイヌ」3Q。

b0363310_03262004.jpg

ここは対岸こそが本命か、また行かねば。

b0363310_03243481.jpg

次、「懐古」のすぐ隣にある岩。対岸が「光軸」とか「陽炎」とか、美川最難の「幻影」があったりします。

b0363310_03222018.png
b0363310_03223910.png

前傾したハング面に明確なホールドがあり、割と大きな動きが出てきます。これは上部に有効なホールドが多くてちょっと勿体無かったかなあ。このラインは指男さんが既に登っており、「手長蜘蛛」2Qだそう。まあこれは見えたら登りますわなあ。

ふらっとエリアを離れ、結構離れた下流のほうへ、クレソンエリアの下辺境にある、前に見付けた岩を片付けることに。

b0363310_03232231.jpg

右の方、見下ろしてみてもあんまり存在感ないなあ。
近付いてみると割と大きめ、ホールド多いしなんとかなるやろうと取り付きますが、有効な手は意外と限られていてなんか悪い気がします。

b0363310_03284984.png

抜けれる手を探しつつ、とりあえず基部の明確なホールドをスタート。

b0363310_03290413.png
b0363310_03291504.png

足使いでトラバースしつつ、岩を回り込んで高所を目指します。これは楽しかったけど結構前腕がパンプしたなあ。
下地の砂が何気に水気を帯びていて、取り付いた時にいつの間にか靴が濡れていてスタンスがスリップするのが密かな核心でした。置いていた靴下もグッショリ、スマホを地面に置かなかった自分を褒めてつかわすところです。特に意味は無いですが最初の死者ニトにちなんで課題名は「ニト」1Qで。
ここらでさすがに日が暮れてこの日も終了。




またまた別日、某渓谷を一日探査してめぼしい岩を把握しつつ、日の落ちた夕方に再びクレソンエリア。

b0363310_03314578.jpg

鬼辛子の小さな白い花が華凛に咲いていました。

b0363310_03311307.jpg

柳谷Pを遂に手中として「龍宮」3Dとしたネボスケ氏の次なる朝活岩、なんか前回は散ったとかでそのまま出張へ行ってしまい不在な彼の居ぬ間に横取りトライ。ぐへへへ。
ま、実は先日にネボ氏本人から「やりなよ、やりなよ」と諭されたという仲良しエピソードがあったりして、その辺りはあまり面白くないので割愛です。

b0363310_03332178.png

ハング基部の明確な棚からスタート、

b0363310_03334005.png
b0363310_03335744.png

パワフル系かと思いきや意外に足技を駆使するテクニック課題でした。そういうのは僕系だなっと密かにほくそ笑みつつ、ほとんど暗くなる前になんとか一日で完登。
R33エリアの指男さん初登課題「鉄の掟」2Dを彷彿とさせる岩の形状にインスピレーションを受けて、「血の誓い」1Dで。うーん中二感出てきたなあ〜、どんどんいくよ〜!

[PR]
# by miyawakky | 2017-05-24 02:40 | 愛媛~高知 | Comments(0)